●HEART WORK
「Active」より発売のADVゲーム


老舗「active」から発売のソフトで、原画などの担当は「聖少女」氏です。
適当に迷い込んだ掲示板の中で、
「一番情けない死に方をする女の子の出るゲーム」
と言う言葉で説明されていたのが、気になってしょうがないのでプレイしました。
まぁ設定等も面白そうでした「聖少女」氏も好きな方なので、
それがなくてもやってみたいとは思っていましたが…

でまぁその「情けない死」なんですが…
このゲーム死人出過ぎだし解るわけがありませんでした。
と書ければ幸せだったのですが…
続々とでる死人の中でも一番壮絶な死を遂げた少女がいました。
まぁ後ほど語ります。

シナリオあらすじは、
それを持つ者は呪われると言われた一丁の拳銃。
今までも幾多の事件で悲劇を生んできた。
そんな拳銃がなんの因果からか主人公の手に渡る。

そこから色んな方向に分散するシステムになっています。
例えるならば、主人公がハンター(殺し屋)になったり、
学校に立てこもる悪人になったり、
あと殺されたり。

シナリオはそれほど長くなく、選択肢一つでガラリとシナリオが変わるゲームでした。
結構唐突な事が多く、「おいおい」とツッコミたくなりましたが、
それはそれでこのゲームの味と言うことで。

で語られるべき「情けない死に方」ですが、
主人公が口封じのために同級生の女の子を襲い、口の中に出して
吐き出させなようにするため、瞬間接着剤で口を塞ぐものの、
液体が鼻に詰まって窒息死。
勿論主人公も女の子が死んでしまって焦る。
と言う、ギャグなのか猟奇的なのかすら不明な死。
確かに情けないけど、情けないと言うよりは、
「うへぇー」って感じで見てました。

このゲーム人が死に過ぎなわけですが、
救われない死に方は本当に救われないです。
例えば、主人公が学園に立てこもるシナリオで、
もう学校は包囲されていて、スナイパーに撃ち殺されるかも知れないと言う状況で、
立て込んだ教室の中の女教師に、
「ここから解放してやるぜ」みたいなことを言って、
拳銃に見えるようなモノを持たせ教室から外に出す。
スタイパーは誤射撃、女教師撃たれる。とか。

なんかそんな死に方とか多いです。
バッドエンドの数も多く、なんとか攻略チャートを見ずにクリアしましたが、
19個のエンディングをすべて見るのには時間がかかりました。


次に絵ですが、
聖少女氏の絵はいつもながら「エロい」仕上がりでした。
猟奇的な絵もあり、銃で撃たれた女性の絵がやたら多く感じました。
他には特にそつは感じませんでした。


全体を通して、
ゲーム的には昔の「河原崎家の一族」とかそう言った感じを彷彿させる感じで、
選択肢を間違えて死亡。と言うのが多かったです。
シナリオが短かった割には、結構残る一言が多かったように感じます。
ただActiveのADVで良く感じるのが、エンディングの余韻にもうちょっと浸らせて欲しい、
と言うこと。
スタッフロールが流れて「ハイ、終わり〜」となるとなんか味気なさを感じます。
せめて最後に何か一枚絵。
と言いたいところです。
でまぁ、この「HEART WORK」ですが、
猟奇的なモノ、銃、エロを求める人にはお勧めです。

でもこのゲーム…普通に実の妹と交わってたけど、
いいのかにゃ〜?


2004 02/16


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